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date :2012年08月

升田式石田流 飛車交換拒否

実践に出てきた局面を参考にします。

後手の升田式なので、駒組の段階で3筋の歩交換は難しい。
▲5八金を見てから飛車交換を狙い拒否された進行に。
▲7五歩は手筋みたいな手なので無難に△6四歩としました。

基本図は、棒銀を牽制するために▲3六歩と突いて、△3四銀としたところです。

分岐(1)▲2四歩 (2)▲3七桂 (3)▲3五歩

升田式石田流 飛車交換拒否 基本図
升田式石田流 飛車交換拒否 第1図


(1)▲2四歩
▲2四歩 △3六歩 ▲同 銀 △1四角 ▲4七銀 △3五銀 (第1図)

第1図

次に△2四飛とできて後手十分。
△1四角が攻防にきいてバランス良しです。
ここから▲2三角としても△同 金 ▲同歩成 △同 角 ▲3四金 △2七歩で後手有利。

(2)▲3七桂
▲3七桂 △4四歩 ▲3五歩 △同 銀 ▲3六歩 △1五角 (第2図)

第2図

△1五角が決まり後手十分です。

途中3五を2四歩とする変化も考えられます。
しかし(1)▲2四歩の変化同様に△1四角が攻防の一手になります。

一例として▲2四歩 △1四角 ▲3五歩 △同 銀 ▲2三歩成 △同 金 ▲3一角 △2七歩と進んで局面は後手十分になります。

実践は▲3七桂に△3六歩。次に▲同銀とされて先手好調になりました。

升田式石田流 飛車交換拒否 第2図
升田式石田流 飛車交換拒否 第3図


(3)▲3五歩
▲3五歩 △2五銀 ▲2三歩 △同 飛 ▲4一角 △3四銀(第3図)

第3図

二枚飛車で後手十分になりそうです。△1四銀ならもっといいかも。
▲2三歩を単に▲4一角とするなら△2七歩 ▲同 飛 △2六歩 ▲2八飛 △5四角でどうでしょうか。
▲2三歩のところを▲3三桂は、△2六銀で後手ペースです。
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石田流 △5四歩に対しての試み

基本図は初手から▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △5四歩 ▲7八飛としたところ。

後手の△5四歩は相振りを目指した手です。
定跡書では△5四歩に▲6六歩が本筋になっています。

▲7八飛から先手が悪くなるのか気になったので調べてみました。

石田流 △5四歩 基本図
石田流 △5四歩 第1図

基本図から△8八角成 ▲同 銀 △4五角 ▲8五角 △8四歩 ▲6三角成
△5二金右 ▲6四馬 △6二飛 ▲4六馬 △6七角成 (第1図)

第1図

「久保の石田流」では、先手やや不利。
勝率48%くらいの形勢とされているところです。

「石田流定跡ガイド」では先手不満。

「なんでも三間飛車」は先手やや不満としています。

第1図の形勢はあまり芳しくないみたいです。

△4九馬とされてはいけないので、先手は受けの一手になります。
「なんでも三間飛車」には▲6八歩の変化が載っていますが、いい気分ではないです。
そこで、▲7九飛としてどうでしょうか。


手順△6七馬に△2七馬は▲5四馬として一歩得できます。


石田流 △5四歩 第2図
石田流 △5四歩 第3図

▲7九飛からの変化

分岐(1)△4二玉(2)△6六馬

(1)△4二玉
△4二玉 ▲5八金左 △6六馬 ▲7七銀 △7五馬
▲4五馬 △3二銀 ▲3四馬 (第2図)

第2図

この局面、駒効率には差がありますが、囲い合って一局だと思います。

(2)△6六馬

△6六馬 ▲7七銀 △7五馬 ▲4八玉 △5三馬 (第3図)

第3図

△5三馬は次の▲4五馬から歩損解消を拒んだ手です。
ここから囲い合って先手▲7六銀▲7七桂と飛車角銀桂が7筋に効いてきそうです。
一歩損ですが駒を前進させれば互角に指せる…かもしれない。

まとめ
研究していればこの変化でも悪くないという感じです。

先手5筋位取り中飛車対三間飛車 駒組

基本図1は先手中飛車対三間飛車です。

△3三桂や銀を動かさない駒組がポイントです。
桂跳ねの保留する変化を簡単に調べてみます。

先手中飛車対三間飛車  駒組考察  基本図1
先手中飛車対三間飛車  駒組考察  第1図

基本図1から▲6八銀とすると先手危険な変化になります。
▲6八銀以下 
5四歩 ▲2八玉 △5五歩 ▲同 角 △同 角 ▲同 飛 △3六歩 (第1図)

第1図
一例ですが、△5五飛が不安定で後手持ちです。

基本図2は基本図1から▲2八玉 △4二銀と進んだところです。

ここからの候補手を(1)▲5四歩(2)▲7八金(3)▲4六歩(4)その他とします。

先手中飛車対三間飛車  駒組考察  基本図2
先手中飛車対三間飛車  駒組考察  第2図


(1)▲5四歩
△8八角成 ▲同 銀 △5四歩 ▲2二角 △3三角
▲同角成 △同 銀 ▲5三角 △4四銀 ▲7五角成
△4五銀 ▲5八飛 △3三桂 (第2図)

第2図
駒が前進していることと、一歩得で後手が指せると思います。

(2)▲7八金
▲7八金 △4四歩
バランス型なので、▲4四歩の一手。
角道を止めながら銀を活用できて後手不満なし。

(3)▲4六歩
▲4六歩 △8四飛 ▲7八銀 △5四歩
先手は動きづらい。後手は端歩や2筋を伸ばして▲5五歩と取る感じです。

(4)その他
ほかの手に対して▲4四歩や▲5二金が考えられます。
△5八金なら角交換から▲7八角と攻め合えるので5二金でもいいでしょう。
△7五歩には▲4四歩から▲4五歩を狙って自然な駒組です。


桂跳ねを保留することで作戦の幅が広がりそうです。

升田式石田流 中盤の仕掛け

自戦譜を振り返ります。

基本図1は△7三金としたところ、後手は早囲いで左辺は厚みがあります。
ここから大きく二つの分岐に分かれます。

分岐(1)▲8六歩(2)▲6六銀
升田式石田流 棒金 基本図1
升田式石田流 棒金 第1図

(1)▲8六歩
▲8六歩から考えられる候補手は(a)△7五歩 (b)△8四金 でしょうか。

(a)△7五歩
△7五歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲8八歩 (第1図)

第1図
先手は隙が少なく先手ペースです。

(b)△8四金
▲8六歩 △8四金 ▲3六飛 △8六歩
▲同 飛 △8五歩 ▲8八飛 (第2図)

第2図
主張が通り先手持ちです。


升田式石田流 棒金 第2図
升田式石田流 棒金 基本図2

(2)▲6六銀
基本図2は基本図1から
▲6六銀 △9四歩 ▲5五銀 △5二金
▲1六歩 △1四歩 ▲7七桂 △9五歩 とした進んだところです。

実践はここから▲6六歩 △5四歩 ▲4六銀 △8四金 ▲6五歩 △同 歩
▲4五銀 △3三銀 ▲5六飛として快勝しました。
▲6六歩のところで、△8九角には▲5六角でしょうか。

今回はその他の変化も考えてみました。

分岐(Ⅰ)▲5六歩(Ⅱ)▲5六飛

▲3六飛 △3三銀 ▲8五桂として飛車交換を迫る変化は後手陣が盛り上がってないので成立しない感触です。
升田式石田流 棒金 第3図
升田式石田流 棒金 第4図

(Ⅰ)▲5六歩
▲5六歩 △5七角 ▲6六歩 (第3図)

第3図
ここから少し後手の手は広い。
しかし飛車角交換はそれほど悪くなく、やや先手持ちです。

(Ⅱ)▲5六飛
▲5六飛 △7五歩 ▲3六歩 △3三銀 ▲3七桂 (第4図)

第4図
4五桂から攻めになりそうです。
△7五歩に▲8五桂でもいい感じです。

まとめ
個人的には基本図1から▲8六歩としたい。後手の早囲いが薄いので仕掛けのタイミングとしてはいいと思う。
(Ⅰ)▲5六歩(Ⅱ)▲5六飛の変化は、後手の動き次第なところがあるので、扱いにくいかもしれない。

升田式石田流対美濃囲い 飛車交換の対応

基本図は、升田式石田流対美濃囲いから飛車交換したところです。

分岐は3つ(1)△8八歩 (2)△6九飛(3)△6九角

升田式石田流VS美濃 基本図 飛車交換
升田式石田流VS美濃 第1図 飛車交換

(1)△8八歩

△8八歩 ▲同 金 △7九角 ▲7七銀 △5七角成 ▲8二飛
△6七馬 ▲8一飛成 △6九飛 ▲7六角 (第1図)

第1図
馬が捌けて先手好調です。
▲7六角のところを▲5二歩としても先手十分か優勢でしょう。
飛車が成れていると、▲9六角や▲5五桂・▲2六桂などが急所になりそうです。
升田式石田流VS美濃 第2図 飛車交換
升田式石田流VS美濃 第3図 飛車交換

(2)△6九飛

△6九飛に対して2つの受け方が定跡書に載っています。

分岐(a)▲7九飛(b)▲8八飛

(a)▲7九飛
▲7九飛 △同飛成 ▲同 金 △8七飛 ▲8八飛 △6七飛成 ▲7七銀 (第2図)

第2図
△8七飛とされるなら第2図と進んで飛車が成れます。

(b)▲8八飛
▲8八飛 △7九角 ▲同 金 △同飛成 ▲7七銀 △8八龍 ▲同 銀 (第3図)

第3図
△6一飛には▲8二飛か▲9八角などでしょうか。
先手優勢だと思います。

6九角のところを8七歩は△8七歩 ▲同 飛 △6五角 ▲8八飛 △4七角成 ▲7七銀とします。

升田式石田流VS美濃 第4図 飛車交換

(3)△6九角

△6九角 ▲7九金 △8七角成 ▲8二飛 △8八歩 ▲7七銀
△8九歩成 ▲8七飛成 △7九と ▲8一龍(第4図)

第4図
飛車を成ってどうかというところです。分岐の中では△6九角が有力そうです。

次に△7二とから先手大変、後手は単純に攻めればいい状態です。
ならば、△6九角の変化で▲7七銀を▲9五銀としてどうか。
期待を込めて先手持ちとしておきます。

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よこしま

Author:よこしま
三間飛車をよく使う人

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