- No
- 48
- Date
- 2014.02.07 Fri
2手目△3二飛戦法 相振り ▲7七角VS美濃囲い△2五歩型
「トップ棋士頭脳勝負 イメージと読みの将棋観3」に△3二飛戦法が載っていました。
急戦▲6五角はまだまだ結論が揺れ動いているようです。
自分の関心は対抗形よりも相振りで、美濃囲いをたまに並べてます。
ちなみにウォーズでは得意戦法に△3二飛戦法とでてしまうので、初手は▲2六歩が多いです(笑)
対して、こちらは△8四歩と相掛かりを誘うので序盤の駆け引きがあったりします。
第1図
初手から▲7六歩 △3二飛 ▲7七角 △6二玉 ▲8八飛 △7二銀
▲8六歩 △7一玉 ▲8五歩 △3四歩 ▲6八銀 △2四歩
▲3八金 △2五歩 (第1図)
前回載せた早繰り銀対策では△2五歩のところを△4二銀としていました。
△2五歩にした理由は△3五歩~△3四飛と自然に駒組できるからです。
そこから2筋に飛車を振って、銀を繰り出す方針です。
今回は△2五歩型の序盤を整理。
第1図から
▲7五歩(第2図)
第2図
先手はバランスあり、後手は2筋に二手かけたので▲7五歩は技が掛かりそうなところ。
分岐①△3五歩 ②△7七角成
①△3五歩
△3五歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲2四飛
△7七角成 ▲同 桂 △2二飛 ▲同飛成 △同 銀 ▲7四歩 (第3図)
第3図
先手がうまい具合に捌けている局面だと思います。
先手指しやすい。
②△7七角成
△7七角成 ▲同 桂 △2二銀 (第4図)
第4図
形勢は互角だと思います。
こちらから角交換して少し損かもしれませんが、
先手もそこまで進展性のある囲いではないので一局でしょう。
急戦▲6五角はまだまだ結論が揺れ動いているようです。
自分の関心は対抗形よりも相振りで、美濃囲いをたまに並べてます。
ちなみにウォーズでは得意戦法に△3二飛戦法とでてしまうので、初手は▲2六歩が多いです(笑)
対して、こちらは△8四歩と相掛かりを誘うので序盤の駆け引きがあったりします。
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第1図
初手から▲7六歩 △3二飛 ▲7七角 △6二玉 ▲8八飛 △7二銀
▲8六歩 △7一玉 ▲8五歩 △3四歩 ▲6八銀 △2四歩
▲3八金 △2五歩 (第1図)
前回載せた早繰り銀対策では△2五歩のところを△4二銀としていました。
△2五歩にした理由は△3五歩~△3四飛と自然に駒組できるからです。
そこから2筋に飛車を振って、銀を繰り出す方針です。
今回は△2五歩型の序盤を整理。
第1図から
▲7五歩(第2図)
第2図
先手はバランスあり、後手は2筋に二手かけたので▲7五歩は技が掛かりそうなところ。
分岐①△3五歩 ②△7七角成
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①△3五歩
△3五歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲2四飛
△7七角成 ▲同 桂 △2二飛 ▲同飛成 △同 銀 ▲7四歩 (第3図)
第3図
先手がうまい具合に捌けている局面だと思います。
先手指しやすい。
②△7七角成
△7七角成 ▲同 桂 △2二銀 (第4図)
第4図
形勢は互角だと思います。
こちらから角交換して少し損かもしれませんが、
先手もそこまで進展性のある囲いではないので一局でしょう。
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- No
- 47
- Date
- 2014.01.12 Sun
先手棒銀
棒銀を指しこなしてみたい編
振り飛車側が少し受け間違えた変化です。
第1図
定跡の△6二角を△3五歩としたところ。
▲3五銀から▲3四歩とすれば居飛車満足です。
▲3五銀から4四の地点を守るために△5三金や△6二角でも▲3四歩から角成りを狙います。
第1図から
▲同 銀 △3四歩 ▲4四銀 △同 銀 ▲同 角 △4九銀 (第2図)
第2図
棒銀では銀交換から割り打ちがよくありそうです。
このような場面から飛車をどこに動かすかが、勝負に影響しそうです。
分岐(1)▲4八飛(2)▲2八飛
(1)▲4八飛
▲4八飛 △5八銀成 ▲同 金 △3三角 ▲4五歩 △4二飛 (第3図)
第3図
実践はここまで進みました。
振り飛車の捌き形になって面白くない展開でした。
(2)▲2八飛
▲2八飛 △5八銀成 ▲同 金 △3三角 ▲同角成 △同 飛
▲2二銀 (第4図)
第4図
振り飛車側から怖い筋がないので、▲2二銀でも先手の攻めが早いです。
今回は2筋に避けるのが軽くて本筋だった思います。
振り飛車側が少し受け間違えた変化です。
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第1図
定跡の△6二角を△3五歩としたところ。
▲3五銀から▲3四歩とすれば居飛車満足です。
▲3五銀から4四の地点を守るために△5三金や△6二角でも▲3四歩から角成りを狙います。
第1図から
▲同 銀 △3四歩 ▲4四銀 △同 銀 ▲同 角 △4九銀 (第2図)
第2図
棒銀では銀交換から割り打ちがよくありそうです。
このような場面から飛車をどこに動かすかが、勝負に影響しそうです。
分岐(1)▲4八飛(2)▲2八飛
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(1)▲4八飛
▲4八飛 △5八銀成 ▲同 金 △3三角 ▲4五歩 △4二飛 (第3図)
第3図
実践はここまで進みました。
振り飛車の捌き形になって面白くない展開でした。
(2)▲2八飛
▲2八飛 △5八銀成 ▲同 金 △3三角 ▲同角成 △同 飛
▲2二銀 (第4図)
第4図
振り飛車側から怖い筋がないので、▲2二銀でも先手の攻めが早いです。
今回は2筋に避けるのが軽くて本筋だった思います。
- No
- 46
- Date
- 2014.01.12 Sun
2手目△3二飛戦法のあれこれ
- No
- 45
- Date
- 2013.09.27 Fri
2手目△3二飛戦法 対 向かい飛車 早繰り銀対策
美濃囲いで指しこなしてみる編
第1図
初手から▲7六歩 △3二飛 ▲7七角 △6二玉 ▲8八飛 △7二銀
▲8六歩 △7一玉 ▲8五歩 △3四歩 ▲6八銀 △2四歩まで (第1図)
後手は△2四歩から2筋を目標にして相手の囲いを見ます。浮き飛車から△2四飛とする狙いもあります。
△2四歩ところは△3五歩が自然そうですが、▲7七角型には指し方に自信がありません。
先手は角道を開けたままだと美濃囲いに組みにくいところです。
今回は早繰り銀対策を並べてみました。
第1図から
▲3八金 △4二銀 ▲2二角成 △同 飛 ▲7七銀 △5四歩
▲6六銀 △5三銀 ▲8四歩 △同 歩 (第2図)
第2図
分岐(1)▲7五銀(2)▲5六角
(1)▲7五銀
▲7五銀 △3三角 (第3図)
第3図
この△3三角が好形で後手優勢かも。
例えば▲7七角なら△8二玉 ▲3三角成 △同 桂 ▲5六角 △4五角で後手満足です。△5二金としていれば▲5六角に△5五歩もあります。
銀引きなら△8三銀です。
(2)▲5六角
▲5六角 △6四銀 (第4図)
第4図
後手満足です。
早繰り銀の受け方は他にもありそうでしたが、指しやすく覚えやすいものを選んでみました。
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第1図
初手から▲7六歩 △3二飛 ▲7七角 △6二玉 ▲8八飛 △7二銀
▲8六歩 △7一玉 ▲8五歩 △3四歩 ▲6八銀 △2四歩まで (第1図)
後手は△2四歩から2筋を目標にして相手の囲いを見ます。浮き飛車から△2四飛とする狙いもあります。
△2四歩ところは△3五歩が自然そうですが、▲7七角型には指し方に自信がありません。
先手は角道を開けたままだと美濃囲いに組みにくいところです。
今回は早繰り銀対策を並べてみました。
第1図から
▲3八金 △4二銀 ▲2二角成 △同 飛 ▲7七銀 △5四歩
▲6六銀 △5三銀 ▲8四歩 △同 歩 (第2図)
第2図
分岐(1)▲7五銀(2)▲5六角
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(1)▲7五銀
▲7五銀 △3三角 (第3図)
第3図
この△3三角が好形で後手優勢かも。
例えば▲7七角なら△8二玉 ▲3三角成 △同 桂 ▲5六角 △4五角で後手満足です。△5二金としていれば▲5六角に△5五歩もあります。
銀引きなら△8三銀です。
(2)▲5六角
▲5六角 △6四銀 (第4図)
第4図
後手満足です。
早繰り銀の受け方は他にもありそうでしたが、指しやすく覚えやすいものを選んでみました。
- No
- 44
- Date
- 2013.09.08 Sun
2手目△3二飛戦法 △同馬型 ▲4四歩
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第1図
「アマの知らない マル秘定跡」に載っている局面。
局面の評価は
・先手指せる
・後手も指しづらい
実際はどうでしょうか、現状後手は先手の急戦を凌ぐ必要があります。
分岐(1)△8五飛 (2)4四飛
(1)△8五飛
△8五飛 ▲5六馬 △8七飛成 ▲7八銀(第2図)
第2図
△8五飛は本筋のような手ですが▲3二銀から龍の逃げ場所が難しい。
△8八龍・△8四龍は▲6六馬。
その他では金飛車交換からの▲3四馬が厳しい。
後手指しにくい中での乱戦は実践的ではないと思います。
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(2)4四飛 (第3図)
第3図
△4四飛は感触の良い一手。
玉が広くなり、▲3二金からの急戦はなさそうです。
ここから後手は△4六飛や△5五角打・△2七角打が見えます。
第3図から
▲6五馬 △7四角 ▲6六馬 △4六飛 ▲3八銀 △6六飛 (第4図)
第4図
第3図からの一例です。馬を取って1局でしょうか。
▲6六馬を▲5五馬なら△5四飛とぶつけます。
ちなみに▲6五馬を▲5六馬とした場合、△2七角打も候補手としてありそうです。
△7四角打に▲同馬は△同飛が形です。
第1図では確かに後手は指しにくそうですが、
並べてみると1局で、後手を持っても困らない感触です。